THETA SからOculus RiftへUSBライブストリーミング with Unity (Skybox編)

 先日、以下の記事を公開しましたが、VRDMに参加したとき エーエフ @afjk01 さんに伺って、もう1つ手法(Skybox)があることがわかりましたので、今回はそちらの方法を紹介します。

hammmm.hatenablog.com

概要 

Unity内に配置したカメラにSkyboxを設定して、そのSkyboxにTheta Sのライブ動画を流し込むことで、前回の記事と同様にTheta Sの360度ライブ動画を背景にすることができますOculus Rift向けとしていますが、Unityの設定でvirtual realityのフラグをONにしているだけですから、他の用途にも利用可能と思います。

今回もまた!Noraさんのご提供されているシェーダー(Stereoarts Homepage)を利用しています。感謝は是非Noraさんに!

 

今回のプロジェクトをUnity上で動かすとこんなかんじです。

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ダウンロード

ソースコード(Unity 5.3.0f4向け):

https://bitbucket.org/mhama/thetaoculuslivestreaming

実行ファイル(Windows向けexe, Oculus runtime 0.8対応): 

Theta S+Oculus DK2 でライブ動画(skybox - BowlRoll

自分で設定する場合の手順

  1. Main CameraにSkyboxコンポーネントを追加する。

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  2. Skyboxコンポーネントのインスペクタ内のCustom Skybox項目に、Noraさんのパッケージ内にあるThetaRealtimeSkyboxマテリアルをセットする。

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  3. WebCamDrawerスクリプトをAssets内にコピーする。
  4. AddComponentでWebCamDrawerスクリプトを追加する。

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これだけです!前回以上に簡単ですね。しかも球体でカメラを囲んだりする必要がなく、シーンを編集するときに邪魔になりにくいのも嬉しいですね。一方で、多少とも何か表示状況をコントロールしたいとなったときに、触りにくいというデメリットはあるかもしれません。

 

正直今回はNoraさんのシェーダの使い方だけですが、以上です。